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プログラミングは大学の授業でやった程度でしたが、JavaScriptやVBAなど初めて学んだことも多かったです。
職業訓練を通して、ITの知識を得るだけでなく、実際に自分で考えた何かを作ってみるという経験ができました。
蔵書管理データベース
蔵書の所在などを管理するデータベース
システム概要
Microsoft Accessを利用して蔵書管理システム作成しました。
蔵書管理システムでは書籍自体の情報と所在、読んだかどうかなどのステータス情報をもっており、それらの情報を基に蔵書の各データについて検索を行うことができます。
システム作成の背景
近年は紙の書籍だけでなく、電子の書籍も多く出版されており、電子書籍を購入することも多くなりました。
その際、それぞれの確認が難しく、同じ書籍を購入してしまうこともありました。また、まだ読み終わっていない書籍やすでに読んだ書籍が混ざってしまいわかりづらいという問題もありました。
これらの背景から書籍の所在や状況が検索できるデータベースを作りました。
書籍情報の登録
書籍のタイトル、著者、ISBNコード、書籍の種類(紙、電子書籍のような媒体の違いと、単行本、文庫などの書籍の形式)、サイトのURL、出版社、レーベル、シリーズ物の場合はシリーズ名、巻数、価格やページ数、発行日、あらすじなどの内容、ジャンル、書籍の所在、状況、お気に入り登録、読書メモなどの情報を登録できます。
項目が多くなっていますが、自動入力やタブオーダー、コンボボックスの利用により入力の手間を減らしています。
著者、ジャンル、読書メモについては、複数登録することが可能です。
所在の検索
このシステムの一番の目的は書籍の所在を確認することですので、データベースを開くとまず書籍の所在を検索するフォームが開くようになっています。
所在検索フォームでは、自宅、図書館、Web、アプリなどの所在を検索することができます。
コンボボックスでそれぞれの項目が選択でき、自宅、図書館などの大項目と、それぞれの具体的な場所、サイト名などの小項目が連動して動くようになっています。
このフォームにより所在を素早く検索することが可能です。
各検索フォーム
上記の所在検索フォームのように、各項目ごとに焦点を当てて検索ができる検索フォームを作成しました。
一つのフォームにまとめているので、画面上部のタブをクリックするとそれぞれの検索フォームにて検索ができます。
成果と展望
このデータベースにより、所持している書籍の登録や所在の検索が可能になり、管理が行えるようになりました。
まだ不十分な点や使いにくい点があるので今後もシステムの改善を継続していきたいと考えています。
作成日:2023年09月07日
生徒のコメント
Accessは利用したことはありましたが、実際に自分で一から作成したことはなかったので、良い経験になりました。
前回の訓練生の方々との差別化が難しかったですが、欲しい機能は実装できたのでよかったです。
講師のコメント
過去の訓練生も蔵書管理が何回かでてきています。オリジナルな部分の機能を盛り込みたいと苦労したかと思います。自分の考えるものができたのはじっくり最初に考えてからAccessにデータを構築していったからでしょうか。VBAがわかっていたらもう少しやりたいことができたかもしれませんが、VBAを勉強したので次はきっと挑戦できますね。